バレンタインデーにスグリに自身の色違いのカジッチュを渡したいと思っているが、勇気がでずにリンゴをモチーフにしたチョコレートを渡そうとチョコレート作りに奮闘アオイと、同じくアオイにカジッチュを渡したいが自分に自信がなく、ひとり悩むスグリ、これはそんな二人のお話。
スグリ「や、やっぱりダメだぁ…………俺からカジッチュを渡しても、アオイが困るだけだべ………」
スグリのカジッチュ「カジ…………」
スグリ「あ。カジッチュは悪くないべ!勇気のでない俺が悪いだけだから………」
〜同刻〜
アオイ「う〜ん、リンゴをモチーフにしたチョコレート作りって難しいなぁ……ここはリンゴの味がするチョコレートにしたらいいかなぁ?カジッチュはどう思う?」アオイのカジッチュ「カジ?」
アオイ「カジッチュには分からないかぁ…どうしよう……」
アオイのカジッチュ「カジィ〜?カジ!カジィ〜!!」
アオイのカジッチュ「あ!カジッチュ暴れないで〜!そんなに暴れたらチョコレートが……!」
ガッシャーン!
アオイ「か、カジッチュにチョコレートがかかかっちゃった、って、まってまって!急に走らないでカジッチュ〜!走ったら危ないよ〜!」
トテトテトテ、ドンッ!
スグリ「わぎゃあ!?い、痛いべ、ってこれはアオイのカジッチュ?しかもチョコレートまみれ……一体何があったんだ?」
タッタッタッタッ
アオイ「ご、ごめんねスグリ君、実はカクカクしかじかで……」
スグリ「そ、そうだったんか…。って、アオイのカジッチュ、何か持ってないべか?」
アオイのカジッチュ「カジ!………カジィ////」
ゴソゴソ……スッアオイのカジッチュは持っていたリンゴの花の枝をスグリのカジッチュに渡す。
スグリのカジッチュ「カジ〜?カジ!カジィ〜/////」
スグリ(アオイのカジッチュ勇気あるなぁ…、お、俺も!アオイのカジッチュみたいに勇気出さなきゃ!けっぱれ!俺!)
スグリ「あ、アオイ!実は、俺!アオイに渡したいポケモンっこさいて……!」
アオイ「わ、私!実はスグリに渡したい子がいるの!」
お互いにカジッチュを渡す。
アオイ「スグリ君が渡したい子ってカジッチュだったんだ!私と同じだね!」
スグリ「んだな!なんだかおかしいべな 」
二人の笑い声が響く
〜しばらく後〜
アオイ「私、スグリ君に貰ったカジッチュ、大事に育てるね!」
スグリ「俺も!俺も大事に育てる!」
こうして二人はなんだかんだで無事にカジッチュを渡す事に成功したのだった。
めでたしめでたし!